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2017年5月 1日 (月)

「子育ち」と「どんぐり倶楽部」 その4

思考回路について書くと言っていましたが、
ちょっと難しいかな……と思うので、
マツお母さんなりに噛み砕いた説明にします。
ですから、
間違っていると思われたら、その部分指摘してください(^_^;)
よろしくお願いします。

〜〜〜

「思考回路(思考モデル)」とは、
脳内の働きで、
分かりやすくいうと、
考えるときに色々なものごとをつないでいく道筋のことです。
(記事中は、思考モデルでなく思考回路という表記で統一します。
分かりやすい方で読みかえてください。)

「思考(考える)」とは、
情報を元に様々な「思考回路」を組み合わせ、
比較検討するなどして頭の中で処理していくこと
……と、とらえたらよいのかなと思います。
「どんぐり倶楽部」での言い方だと、
視覚イメージの操作になります。
視覚イメージを移動・変形・連想・比較することです。
思考の豊かさは、
この時に使うことができる思考回路の多さによって決まります。

人間が目に見える形あるものを使って
(←目に見えるものを脳内で視覚イメージに変換し、
それを操作するということです)
思考回路を作り出せるのは、
通常9才前後までだそうです。
9才から12才では、
それまでに作ってきた思考回路を使って抽象的な思考をするようになります。


「どんぐり倶楽部」では、
遅くても12才までに思考回路の刈り込みが始まるといいます。
どういうことかと言うと、
よく使われる思考回路は残って、
あまり使われていなかった思考回路は消されてしまい(刈り取られ)、
12才以降は新しい思考回路はほとんど作成されないということだそうです。

つまり、
多様な思考回路を作成する期間は、
児童期のごくごく限られた時期に限定されているということなのです。


思考回路は問題を解ける・解けないではなく、
「どうやれば解けるかな?」の、
「どうやれば」と迷っている時に、
いかに具体的に迷うことができるか、
考えることができるかで決まります。
この「具体的に迷うこと」そのものが
思考回路を作っているということなのです。

答えが合っていても間違っていても、
きちんと考えたのであれば(具体的に迷ったのであれば)
思考回路はできているということになります。


知識量を増やしたり、
高速計算をさせたり、
パターン学習をしたりしても、
何かをコピーするという単純な思考回路がただ強化されるだけで、
何一つ新しい思考回路は増えません。
また、
自力で思考回路を作るのと、
他人から教えてもらった思考回路をコピーするのとでは全く違います。
同じ問題が解けても、
パターンで解いている子は応用が利きません。

徹底的に反復させるといった知育教育のやり方は、
新しく思考回路が作られなくなる(思考回路の作成が完了する)
12才以降に必要に応じてするべきものです。
最適期は中学の3年間なのです。
やらせるにしても時期が問題なのです。

6才から9才の間に、
日常的に、
発声練習になっているような機械的な音読をしたり、
条件反射で暗記するような機械的な漢字練習を何回もしたり、
計算の意味や数字が表している大きさを考えることなく、
計算の手順だけをなぞったりするような勉強を毎日していると、
たとえ、それまでに早期教育などを何もやっていなかったとしても、
「イメージしない」「考えられない」回路の方が強化されてしまいます。

さらに、
そういったことをすることで、
新しい思考回路を作るという大事な機会(時間とエネルギー)が奪われてしまいます。
すると、
新しい思考回路が増えないままで、
思考回路の刈り取りの時期を迎えてしまい、
子自身が生活の中で獲得した思考回路だけが残ることになってしまいます。


また、
日常生活の中では、
ほとんどが行動で解決できる場合が多いので、
自動処理されてしまい意識には残りません。
頭ではなく体で(経験で)処理することが多いので、
視覚イメージを使う点では同じですが、
意識的な思考とは異質だからです。

〜〜〜

マツお母さんはものすごく納得感があるのですが、
どうでしょうか?(^_^;)


前に、
「子育ち」をやっていれば、
生活の中や語りの中で子の「聞く力」「イメージする力」が
つくようになると書きましたが、
「どんぐり倶楽部」の今回のこの最後の部分を読むと、
日常生活での思考回路と文章問題を解くときの思考回路の違い(異質さ)って、
「子育ち」で言うところの、
身体のコントロールと頭のコントロールの違いって
ことなのかなぁとマツお母さんは思いました。

子育ちのB-2講座にあるんです。
「場面区別しながら環境づくりで返していくための方法論」で出てくるのですが、
ややこしいからブログでも書いたことがないはずです。
つまり、マツお母さん自身あんまり意識してこなかったってことなんですけど(^_^;)


「生活」の場面では、
下意識(意識されていないけれど、
思い出す努力によって意識化できる精神の領域)で
身体のコントロールをします。

「学習」の場面では、
有意識(意識的)に頭のコントロールをします。

ちなみに、
「遊び」の場面では、無意識の魂のコントロール。
「命」の場面では、魂そのもの、の時代です。

とはいえ、
6才までは「生活」が大事なんです。
この「生活」の場面の中で、
母親の指示(言葉)と実体験を結びつけ、
ほとんど意識しなくても体が動くようになるのだろうと思います。

例えば、
ウメ子ちゃんは、
鍋の中がグツグツいってきたら火力を弱めるとか、
蛇口からの水がたくさん出てると水量を弱めるように蛇口を調節するとか、
雑巾をしぼる時でもどのくらいの加減で何回しぼるかとか、
ゴミがでたり落ちているのを見つけたりしたら拾ってゴミ箱に捨てるとか、
こういった動作をささっと本当に流れるようにやります。
「生活」の中での身体のコントロールは、
頭で意識しなくても反射的に身体が動くようになる事だというのが、
よく分かります。
(丁寧な指示・労いがないと、すんなりとはいかないかもしれません。
子育ちっ子もやりたくないときは、やりませんけどね・笑)

マツお母さんの考えですけど、
6才から13才までの間に入ってくる
「学習」の場面では(つまり、家庭学習ということです)、
「生活」的な下意識の考え方ではなくて、
「学習」的な有意識の考え方を練習していった方が
いいんじゃないかなって思っています。
というか、ハッキリ言うと、
6才から9.5才までの間に
意識的に考えるということをしていかないといけないんじゃないかなと思うわけです。


ウメ子ちゃんがもうちょっと大きくなったら、
体験談も含めて書けると思うのですが、
今のままでは机上の空論のようで、説得力がないかもしれませんね……。
逆に言うと、
具体的なイメージがないと抽象思考が深まらないっていうのがよく分かるんじゃないかと(^_^;)

〜〜〜

続きます。
長い…?(^_^;)

あ、そうそう。

ブログの更新、
ここ最近は土日はお休みにして月・水・金としていましたが、
ゴールデンウィーク中はお休みするかもしれません。

幼稚園の玄関に遊園地みたいなテーマパークの幼児無料招待券が置いてあって、
ウメ子ちゃんはお友だちが行く話を聞いて、
「ウメ子も行きたい〜!」と言っていたけれど、
そんな人混みの多いところへ連れて行くのはマツお母さんの方が勘弁……。
「行きたいね〜」と真似で返しつつ、
親の都合で静かな海辺でのんびり過ごす予定です(^_^)


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13 どんぐり倶楽部」カテゴリの記事

コメント

長くないです、長くないです(笑)
実は私は双子が2歳前後のときに、保育士試験を受けて保育士の免許をとったのですが
(実務経験なしのペーパー保育士です。)
試験勉強で、
『ピアジェの発達段階説』で、
0~2歳 感覚運動期
2~7歳 前操作期
7~12歳 具体的操作期
12歳~ 形式的操作期
というのを学びます。
さらっとですけど・・・なんせ試験のための勉強なので。

子育ちも、どんぐり倶楽部も、この発達理論に沿っているなあと、マツお母さんの説明を読んでいて思いました。
ピアジェも12歳~、小学校高学年~、抽象的な事象や問題解決、推論ができるようになると述べていて、
ちょうど私もその時にお隣に住んでいた小学生の男の子との会話や遊びでそれを実感したのでした・笑

『エリクソンの発達段階説』はフロイトの理論に基づいていますが、それも面白く、
子育ちとどんぐり倶楽部と比較したりしています。

小さい子の脳は、とりあえず色んな回路をどんどん伸ばして、草ぼうぼう状態にしておき、
成長と共に、使わない回路が刈り込まれていき、その子独自の『庭』とでも言いますか、
脳になるそうですね。
以前、そのような論文に基づいた話を聞いたこともあります。
草の刈り方は親次第なのね・・・と思いました。

・・・と、いうことで。 どういうことで?
我が家ももう少し環境が整ったら、どんぐり倶楽部を始めてみます。
以前、陰山さんの本と、はなまる学習塾の方の本は読んだことがあり、
引っ越し前に、糸山さんの本を読んで問題集も購入しています。

糸山さんの本は夫は少し偏っていると言いますが、
私は案外しっくりきたので、やってみようと思います。
一番の楽しみは、5歳の双子の楽しい絵と思考回路を残していけそうってことです。

sunnyさん、コメントありがとうございます!

いろんな説があるんですね。私は「子育ち」や「どんぐり倶楽部」で話されていること以外はほとんど勉強していませんが、発達ってやっぱり小さい頃から順々に段階を追って積み重ねていっていくものなんだなぁって思います。当たり前のようで不思議です。

sunnyさんもどんぐり倶楽部の文章題を購入されたのですね!「子育ち」で「どんぐり」って、それだけでなんだか嬉しいです(^_^)♪双子だとどんな感じになるのでしょうね。同じ問題を読み上げていく形になるのかな? 受止める相手が二人いて、さらに小さい子もいるとなると、大変そうだな…くらいの貧弱な想像しかできませんが……。sunnyさんちはどんな感じのどんぐりの時間になるのか楽しみです。

私も糸山さんの言っていることがとてもしっくりくるのです。隂山さんの方は、どうも合わないようです。

夫は、本などは一切読んでいませんが、私があまりにも熱心に取り組むので「子育ちもどんぐりも、どっちも胡散臭いよ」と言っています(^_^;)まぁ、私がやることを黙って見ていてくれて、結構協力もしてくれて、ウメ子ちゃんの育ちに文句はない(というか、「おもしろい子だよね」って言っている)ので、それだけでもありがたいと思っています。
正直、私は「子育ち」と「どんぐり」は間違った選択ではないと思っているのですけど。「どこかしっくりきていない相手」に良さを伝えようとしても、宗教の勧誘ちっくになってしまうんですよね…。

わが子がどう育っていくのかは分かりませんが、楽しみながらやってみようと思います♪ 

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